議員辞職の元富山県議会副議長、362万円詐欺罪で在宅起訴

政活費不正

 富山県内で相次いだ地方議員による政務活動費の不正問題で、富山地検は27日、領収書などを偽造し、書籍代として政活費約362万円をだまし取ったとして、詐欺罪で県議会の矢後肇(やご・はじめ)元副議長(58)=辞職=を在宅起訴した。

 起訴状によると、矢後被告は実際には購入していない書籍の領収書などを偽造し、平成23~26年度の政活費約362万円をだまし取ったとされる。

 矢後被告は不正を認め、28年7月に議員辞職。県警が今月8日に書類送検していた。

 詐欺罪の公訴時効が成立している22年度分などを含め約560万円を返還しているが、地検は手口の悪質性などを考慮し、起訴に踏み切ったとみられる。

 一連の不正をめぐり、県議会と富山市、高岡市の両議会で、計18人が辞職した。県警は中川勇元議長(70)ら元富山市議4人に対する詐欺容疑などでの告発状も受理し、捜査を進めている。