志賀原発訴訟、当面は結審せずと金沢地裁 - 産経ニュース

志賀原発訴訟、当面は結審せずと金沢地裁

 富山、石川両県の住民らが北陸電力志賀原発1、2号機(石川県志賀町)の運転差し止めを求めた訴訟の口頭弁論が26日、金沢地裁で開かれ、加島滋人裁判長は「原子力規制委員会の判断を待つ」として当面は結審しない方針を示した。早期結審を求めていた住民側は同裁判長ら裁判官3人の忌避を申し立てた。
 志賀原発を巡っては、1号機の原子炉建屋直下に活断層があるとした規制委の有識者調査団の評価書が確定。評価書は追加調査を求めており、規制委は北陸電に調査結果の提出を求めている。
 加島裁判長は「活断層かどうかの判断は専門的」とし、結審には規制委の結論を待つ必要があるとの見解を示した。
 北陸電側は「規制委に敷地内の断層が活断層でないことを説明する」として結審できる段階ではないと主張していた。
 一方、住民側は「科学的な議論は尽くされ、決着している」と早期結審を求めており、同日の口頭弁論で裁判官忌避を申し立てた。岩淵正明弁護団長は閉廷後の報告集会で「司法の責任を放棄したのに等しい。動かせないというのははっきりしている」と非難した。