飛鳥乃湯泉中庭に雲?! 「移動する建築」、松山アーバンデザインセンター発表

 

 松山市や愛媛大学(同市)などで作るまちづくりの研究所「松山アーバンデザインセンター」が、街中などでにぎわいを演出する移動可能な装置「街の中の雲」と「まちを旅する4つの屋台」を市中心部の花園町通りと道後温泉別館「飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」で発表した。

 「街の中の雲」は長さ約9メートル、幅約7メートルの装置で、ヘリウムガスの入った風船10個を白いスポーツウエア繊維で包み、雲のように空中に浮かせる。東京の建築家、バンバタカユキさんが考案し、飛鳥乃湯泉の中庭で披露した。装置の下に児童、生徒が考案した椅子とテーブルも設置され、訪れた市民や観光客たちの憩いの場となった。

 設置に協力した市民団体「道後温泉誇れるまちづくり推進協議会」の山澤満さん(50)は「すごくいい空間が演出できた。今後も機会を見て設置したい」と手応えを話した。

 「まちを旅する4つの屋台」は、東京の建築アーティスト、キム・テボンさん(37)が考案。長さ約180センチ、幅約50センチの机を2つ1組でL字に組み、屋根を取り付けた屋台風の建築物4台。机の高さを変えることで椅子や物置き、展示スペースなどに活用できる。土台に車輪がついているため移動可能。4つの屋台を並べたり、向き合わせたりして、敷地の広さや利用目的に応じた活用ができる。花園町通りの歩道で発表し、木工品を製作する屋台や、けん玉遊びをする屋台などとして市民の目をひいていた。