海保に新型巡視船「ともり」と「とぐち」引き渡し 尖閣諸島周辺を警備  - 産経ニュース

海保に新型巡視船「ともり」と「とぐち」引き渡し 尖閣諸島周辺を警備 

新しい巡視船の「とぐち」の引き渡し式で敬礼する海上保安庁の乗組員ら=2月28日、新潟市中央区の新潟造船(太田泰撮影)
 尖閣諸島(沖縄県石垣市)の周辺海域で警備に当たる新たな小型の巡視船「ともり」と「とぐち」の2隻が新潟市中央区の新潟造船で完成し、海上保安庁にこのほど引き渡された。違法操業を行う外国漁船の体当たりなどに備え、衝撃を抑える緩衝材が船体側面に装備され、20ミリ機関砲や放水銃も搭載している。
 2隻はいずれも全長約43メートル、全幅約7・8メートル、総トン数約200トンで、機動力が高い。船名は宮古島や伊良部島の海岸にちなんでいる。停船命令などを数カ国語で伝える電光表示板も備える。配備先は第11管区海上保安本部(沖縄県)の宮古島海上保安部。
 新潟造船で行われた引き渡し式には第9、11管区の両海保の関係者ら約70人が出席。2隻の乗組員約30人が紹介され、マストに海上保安庁旗が掲げられた。ともりの上田博幸船長は「両船の能力を最大限に発揮したい」と気を引き締めた。
 尖閣諸島周辺の領海には外国漁船や中国の公船などが相次いで侵入。海保は、ともりなど船体を強化した巡視船9隻を今後、宮古島に集中配備する。