稲わらのマンモス、危機乗り切る 西予市が取り壊し一転存続へ - 産経ニュース

稲わらのマンモス、危機乗り切る 西予市が取り壊し一転存続へ

 田園地帯に忽然(こつぜん)と現れるインパクトで人気のある、愛媛県西予市宇和町の稲わらで作られた親子マンモス。2体のうち、高さ7メートルの親マンモスが建築基準法に抵触するとして市から撤去を求められていたが、一転して存続が決まった。地元の人たちは胸をなで下ろし、早速、マンモスの衣替えのための毛づくり(わらトバづくり)の準備を始めた。
 市は4メートルを超える工作物は建築基準法の建築確認申請が必要と判断し、設置した住民らに撤去か改善を求めた。しかし、地元で存続の要望が高いことから、建築確認審査を行う県に市が確認したところ、「建築基準法に規定する工作物に当たらない」との回答を得たという。市は「確認不足で関係者に不要な心配をかけた」として、おわびのコメントを発表した。
 マンモスは毎年4月下旬に開かれる「宇和れんげまつり」のシンボルとして、住民がわらトバを取り換え、維持してきた。制作に携わっている井上勲さん(69)は「多くの人のマンモス(存続)への思いが伝わり、感動した。なんとか今月末までに、わらの取り換えを終えたい」と話した。
 れんげまつりは4月29日に開催。実行委はマンモスに使われるわらトバづくりの参加者を募集している。5日から必要量を満たす日まで毎日(雨天以外)午前9時~午後4時、マンモスの周辺で作業をしており、参加の連絡は不要。問い合わせは同市経済振興課(電)0894・62・6408。