金沢の漂流木造船を調査、特定失踪調査会の荒木代表

 
金沢市の海岸に漂着した木造船を調査する「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表=2日午後

 拉致問題に取り組む民間団体「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表は2日、金沢市の海岸に漂着し、7遺体が見つかった木造船を調査し、遺留品などをカメラで撮影した。日本海沿岸で北朝鮮からとみられる木造船の漂着や漂流が相次ぎ、北海道では結核に感染した北朝鮮船員も出たことに触れ、政府に対し「沿岸警備の体制を見直す必要がある」と訴えた。

 荒木代表は、石川県内の支援団体「救う会石川」のメンバーらと木造船付近で木片と一緒に残っていたセーター、エンジンやスクリューといった船体などを撮影。専門家に解析を依頼するという。

 木造船は先月10日、金沢市の海岸に転覆した状態で見つかった。船内からは男性7人の遺体が発見されており、北朝鮮の故金日成主席らの肖像が描かれたバッジ1個やハングルが書かれたたばこの箱などもあった。