豪華屋台、人形も妙技 岐阜で秋の高山祭始まる

 
岐阜県高山市の中心部に並んだ「秋の高山祭」の屋台=9日

 飛騨路の秋の風物詩で、国の重要無形民俗文化財に指定されている「秋の高山祭」が9日、岐阜県高山市で始まった。晴天の下、金色の装飾や彫刻が施されたきらびやかな11台の屋台が市中心部の桜山八幡宮の境内と参道に並ぶと、訪れた観光客らから感嘆の声が上がった。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「山・鉾(ほこ)・屋台行事」に昨年登録された33の祭りの一つ。

 境内では、36本の糸で操られた人形が屋台で妙技を見せる「からくり奉納」が披露された。「唐子(からこ)」と呼ばれる2体の人形が次々と棒を飛び移る様子に、詰めかけた客が拍手を送っていた。

 千葉県我孫子市から訪れた会社員、橋詰愛さん(38)は「秋に来るのは初めて。青空と緑に豪華な屋台が映えて壮観です」と笑顔で写真を撮っていた。祭りは10日までで、市は2日間で計20万人の人出を見込んでいる。