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【スポーツ通信】パラ界の“レジェンド”スキー距離の新田佳浩 金メダル支えた日本の職人たち

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 その情報をもとに、当日のワックスを決めるのはソチ五輪複合で渡部暁斗選手(29)=北野建設=の銀メダルを支えた佐藤勇治ワックスチーフ(WC)だ。板を滑らせるグライドワックスと、板を止めるグリップワックスは各200種類もある。さらにベースワックスや、滑走性を上げるために板に溝を作るストラクチャーなど、その日の天候や雪質に最適な組み合わせを何百、何千とある中から見つけ出さなくてはならない。

 この道約20年のベテランは、高校時代から毎日つけている“ワックス日記”による蓄積されたデータが強みだ。長浜一年ヘッドコーチと一緒に、異なるワックスをつけたスキー板を履いてはどちらが速いかを競い合い、天候や雪質ごとに適したワックスや配合を追求してきた。

 銀メダルを獲得した14日の距離1.5キロでは、15度近くまで気温が上がることが予想された。雪がどれだけ溶けるかなどのデータをもとに、佐藤WCはワックスをひと工夫した。ベースワックスを前日から冷やして剥がれにくくして、終盤まで効果を持続させた。佐藤WCは「万が一、雪が降れば一から作り直すことになる。絶対に降らないと言われたから前日から仕込むことができた」と、ウェザーニューズの情報提供に感謝した。

 17日のクラシカル10キロでは前日の想定よりも気温が低くなり、当日に予報を各時間帯で1.5度近く下方修正した。レース直前まで浅田TLと佐藤WCが情報をやり取りしながらワックスを塗り直した。

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