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【平昌パラ】37歳・新田佳、8年ぶりの勝利の雄たけび 序盤転倒も焦らず 男子10キロクラシカル立位 

スキー距離男子10キロクラシカル立位で力走する新田佳。2大会ぶりに金メダルを獲得した =アルペンシア・バイアスロンセンター(桐原正道撮影)
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 鮮やかな逆転劇で8年ぶりに金メダルをつかみ取った。ゴールラインを駆け抜けると、新田佳は何度も雄たけびを上げた。「苦しかったけど、4年間よく頑張った。いろんな人に支えられてきて、自分は幸せ者」と喜びをかみしめた。

 ベテランらしい冷静さが光った。スタート直後の転倒も「10キロあれば何とかなる」と慌てなかった。2周目でトップと11秒差をつけられたが速度を維持することに意識を注いだ。

 得意の上りで差を縮め、先にスタートして首位だったボウチンスキー(ウクライナ)が遅れ、残り1・5キロで逆転したことを知った。その後は荒井秀樹監督が「世界一」とたたえるクラシカル走法でライバルとの差を広げていった。

 年齢に負けない強靱(きょうじん)な肉体は2年前から通う国立スポーツ科学センターで培った。平昌前には10日間、低酸素室を利用したトレーニングを実施。「行きたくない」と妻の知紗子さん(41)に漏らすほど体をいじめ抜いた。終盤は「このためだけにトレーニングをやってきたんだ。負けるな」と自らを奮い立たせた。

 バンクーバー大会で2冠後、練習に身が入らず、前回ソチ大会は無冠に終わった。再起をかけた平昌で頂点に立ち「37歳はまだまだ若い。エネルギッシュな力さえあれば何とかなる」。8年ぶりに戻ってきた表彰台の真ん中で、高々と腕を突き上げた。(川峯千尋)

 ■新田佳浩(にった・よしひろ、日立ソリューションズ=ノルディックスキー距離男子10キロクラシカル立位)1998年長野大会から6大会連続の出場で、今大会のスプリント・クラシカルで銀メダル。2010年バンクーバー大会では距離2冠に輝いた。岡山・林野高、筑波大出。177センチ、68キロ。37歳。岡山県出身。

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