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【平昌パラ】技術駆使した器具×人間の力 選手たちの躍動の先にあるものは 

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 義足アスリートの研究に取り組む産業技術総合研究所(東京都)の主任研究員、保原浩明氏(37)はパラリンピックと五輪で同様の記録の短縮傾向が続く場合、2069年に9秒1を下回るタイムで記録が逆転すると試算している。

 もっとも、驚異的な進化は、アスリートの技術や体力が不可欠という。保原氏も「義足のテクノロジーで速くなると思われがちだが、義足と人間の力のかけ算で決まる」と強調する。

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 器具の進化とパラアスリートの活躍。それは、障害がある一般の人々の生活にもつながっていく。「選手が挑戦することで新製品の実績ができ、一般用にも応用される」(山田氏)からだ。

 さらに、障害がある子供たちに、新たな可能性を発見し、挑戦する喜びを伝える役割も担う。「東京大会に向け、子供らのパラスポーツをしたいという声がピークになるだろう」。保原氏はこう分析した上で「産業、研究者側がどこまで環境整備できるかがカギだ」と指摘する。

 例えば、陸上競技用の義足には数十万~100万円程度かかり、金銭面の壁をつくっている。東京・豊洲で昨年10月にオープンした民間施設「ギソクの図書館」では、脚を失った人たちに走るための一歩を踏み出してもらおうと、競技用義足を1回500円で試着することができるが、こうした施設はまだ少数だ。

 保原氏は「レンタルや試乗会などで体験できるイベントを打ち、パラスポーツへの意欲を下げない仕掛けが必要だ」と訴えている。

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