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2022年北京五輪会場の張家口  習近平氏の号令、急速にインフラ建設

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 ただハード面の整備が急速に進む一方、ソフト面の課題も多そうだ。まず、地元住民の五輪への関心が低い。平昌五輪が開幕した2月9日、崇礼の中心市街地の飲食店でテレビを開会式の中継に変えてもらったが、中国選手団の入場シーンでも関心を示す客や店員は皆無だった。経営者の女性は「客が増えて稼げるようになるといいけど五輪自体に興味はない」と言い切る。

 平昌五輪の大会期間中も、中国国内は盛り上がりを欠いていた。中国の金メダル獲得数が1個にとどまり、前回のソチ五輪(金3個)と比べて寂しい成績だったことも要因だ。

 今年1月に発表された「中国スキー産業白書」によると、17年の国内のスキー・スノーボード人口は1210万人と前年比6・8%増えた。ただ増加傾向にあるとはいえ、まだ総人口の1%にも満たない。

 スキー場運営についても安全管理の未熟さが指摘されている。昨年1月には崇礼のスキー場で、10歳の男子小学生がコース脇のがけに転落するなど2件の死亡事故が起きた。

 雪上競技の開催に向けて自然条件も大きな難題だ。2月上旬、週末ながら密苑雲頂スキー場は閑散としていた。強風で大部分のリフトが運行停止となったためだ。もともと風の強い地域で、周辺には風力発電の施設も多い。近年は降雪量の減少も指摘される。スキー場の係員の男性は「今年は特に雪が少なくほとんど人工雪に頼っている。客も減った」と表情が晴れない。

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