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【平昌五輪】恩師「小栗のおじさん」に届けたい メダルに挑むカーリング女子「LS北見」

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【平昌五輪】
恩師「小栗のおじさん」に届けたい メダルに挑むカーリング女子「LS北見」

昭和56年に開催された第1回NHK杯カーリング選手権でプレーする小栗祐治さん(北見市教育委員会提供) 昭和56年に開催された第1回NHK杯カーリング選手権でプレーする小栗祐治さん(北見市教育委員会提供)

 「練習すればうまくなれるよ」。主将の本橋麻里(31)も12歳のときに、小栗さんに誘われたことがきっかけで本格的にカーリングを始めた1人だ。吉田知那美(ちなみ)(26)と鈴木夕湖(ゆうみ)(26)は小学2年から、吉田の妹、夕梨花(ゆりか)(24)も5歳から小栗さんの指導を受けた。

 夢は「過疎の町から五輪を」。周囲は本気にしなかったが小栗さんは違った。指導は厳しかった。基礎を何より重視し、本橋は最初の半年はストーンを持たせてさえもらえなかった。

 「小栗さんみたいに熱い人がいなかったら、この町で選手が育つこともなかった」。NPO法人常呂カーリング倶楽部の事務局長、鈴木繁礼(しげのり)さん(63)はこう振り返る。

 そんな小栗さんの思いを継いだのが本橋だ。2010年バンクーバー五輪から戻ると、故郷の常呂でLS北見を結成、メンバーも地元出身者をそろえた。

 五輪でのLS北見の活躍を心待ちにしていた小栗さんだが、代表決定戦が行われる4カ月前の昨年5月、肺がんで息を引き取った。

 チーム全員が強い思いで臨んだ同年9月の五輪代表決定戦。勝利を決めた本橋は秘めた思いを語った。

 「軸をぶらすことなく(指導を)続けてきてくれた。後世に受け継がないといけない」。恩師が切り開いた道に新たな歴史を刻む。その思いは、小栗さんに届いているはずだ。(石井那納子)

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