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【平昌五輪】プーチン露政権に刃向かえば「米国内ですら命は危険」 不正告発の元露ドーピング検査所長

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【平昌五輪】
プーチン露政権に刃向かえば「米国内ですら命は危険」 不正告発の元露ドーピング検査所長

プーチン露大統領=9日、モスクワ(ロイター) プーチン露大統領=9日、モスクワ(ロイター)

 ロシアによる組織的なドーピング不正を告発し、平昌五輪からの「ロシア選手団」排除の契機にもなったモスクワの反ドーピング検査所元所長、グリゴリー・ロドチェンコフ氏が11日、米CBSテレビのニュース番組「60ミニッツ」に出演し、米国でもプーチン露政権から命を狙われていると明かした。

 2014年ソチ五輪でのロシアによる組織不正を米紙に告発し、15年に米国に逃れた同氏は変装して番組に出演。「これは安全上の理由だ。私の生命が危機に瀕しているという情報がある。私は必要なすべての措置を講じる」と述べた。

 同氏は司会者氏から「クレムリンはあなたを殺害したいのか」と問われ、「私が(ドーピングについて)話すのを阻止したいのだ」と語った上で、「(プーチンに刃向かった人物は)米国の土地であっても」不審な死を遂げる、と述べた。

 7年前に妹とともにロシア当局から別の容疑で聴取された際、「妹について、嘘をつけと強要された。このため、自ら胸にナイフを突き刺したこともある」と明かした。救急措置を受け、一命を取り留めたが、ロシア当局に対し、決定的に懐疑的となった瞬間ともいえた。

 同氏はロシアの反ドーピング関係者2人が急死したことを契機に、米国に逃れてきた。欧州メディアによれば、ロシアでは同氏に対する逮捕状が出たままという。

 「ロシアでは真実を語らなかった」というロドチェンコフ氏。「米国では真実を話す」と力を込めた。

(五輪速報班)

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