カー娘「銅メダルは通過点」 メダリストら思い語る

平昌五輪
会見で笑顔を見せる(後列左から)吉田夕梨花、鈴木夕湖、吉田知那美、藤沢五月、本橋麻里=26日午後、東京都港区(川口良介撮影)

 「今の自分の幸せが皆さんの幸せになれば」「東京五輪に勇気をつなげた」。熱戦が続いた平昌五輪から日本選手団の本隊が帰国し、26日に行われた記者会見では、メダリストが獲得したそれぞれの成果を誇らしげに首にかけ、五輪への思いを語った。

 いまだ日本国内でも五輪の興奮が冷めやらないだけに、会場の東京都内のホールには200人を超す報道陣が詰めかけた。スキー・ジャンプ女子銅メダルの高梨沙羅(21)を先頭に選手たちが姿を現すと、会場はカメラのフラッシュの音と光に包まれた。

 冒頭、選手団の主将を務めたスピードスケート女子500メートル金メダルの小平奈緒が「選手みんながそれぞれの舞台で、それぞれの思いで、力強く最後まで戦い抜いたことを皆さんに見てもらいたかった」とあいさつ。続けて旗手を務めたスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(45)は「今回、メダルを取ることはできなかったが、8度目の五輪出場という誰しもがなしえない記録を作ることができてうれしい」。一方で、「(旗手として)力強く旗を振った僕のおかげで、こんなにたくさんのメダリストが生まれた」と話し、選手たちの笑いを誘った。

 今大会では日本カーリング界で初のメダルを獲得したカーリング女子チームが国民的な人気を集めた。

 銅メダルを「通過点」としたのは、試合中の笑顔が光った吉田知那美(26)。「幼い頃から五輪に憧れてきたが、口に出すこともできない胸に秘めた夢だった。それが(チームの)5人集まって目標になりメダル獲得が実現した」と喜びを語った。妹の夕梨花(24)は五輪開催時には盛り上がるものの、その人気が継続しないことを懸念、「4年に1度のスポーツといわれているが、常に注目されるようにしていきたい」と奮起を誓った。