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【酒の蔵探訪】サンクゼール(長野県飯綱町) 地産リンゴのシードル好評

サンクゼールのワイナリー本店=長野県飯綱町(原田成樹撮影)
サンクゼールのワイナリー本店=長野県飯綱町(原田成樹撮影)
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 ジャム、ワイン、パスタソースなどを製造・販売するサンクゼールは、平成元年に三水(さみず)村(現飯綱町)でワイン用ブドウの栽培を始め、今やフルーティーな女性に好まれる商品をはじめとしてワイナリーとしての評価も高い。

 もう一つの軸が、今や本家をしのぐ勢いのシードル(リンゴの発泡酒)だ。創業者の久世良三さん(現会長)夫妻は、昭和59年にフランスのノルマンディー地方でシードルや特産のカルバドス(リンゴの蒸留酒)を見て、いつか三水村でも造りたいと思いを温めていた。約20年を経た平成15年、シードルの試験製造が始まった。

 食用で知られる品種「ふじ」が使われていたが、最近はオリジナリティーのある品種も使い、味の深みや個性を追求。第1弾が町内の農家が守り続けた小粒品種「高坂(こうさか)リンゴ」をブレンドした「飯綱シードル ふじ&高坂りんご」(750ミリリットル、税込み2035円)。平成21年の初年度は数百本だったが、年間約5千本に育った。

 甘み、酸みに、高坂リンゴの持つ苦みが加わり、本場の欧州などでも重視される味わいの重厚さを向上。野村京平・醸造リーダー(42)は「食べると渋みもあったが、特徴を生かして加工することで、高坂リンゴを次の世代に残せるものになった」と話す。そのストーリー性に加え、町内でしか購入できないのもプレミアム感がある。

 23年には、英国の青リンゴ「ブラムリー」を使い、爽やかさと酸味が特徴の「飯綱シードル ブラムリー&ふじ」(同1980円)を追加した。三水村政百周年を記念して2年に英国王立園芸協会から原木を寄贈された16品種の一つ。27年には、果肉の赤い「メイポール」を使ったロゼ品種も加わった。ふじの3種類と合わせて計6種類の全てが飯綱町産のリンゴを使う。

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