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いじめ、同性婚を経て 飛び込み「王子」が期待する東京五輪の意義

男子高飛び込みで優勝を飾ったトーマス・デーリー。男子シンクロ高飛び込みとの2冠を果たし、存在感を放った=4日、東京アクアティクスセンター(AP)
男子高飛び込みで優勝を飾ったトーマス・デーリー。男子シンクロ高飛び込みとの2冠を果たし、存在感を放った=4日、東京アクアティクスセンター(AP)
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 紆余曲折を経て、4度目の五輪舞台に挑む飛び込み界の「王子」が東京五輪会場で輝きを放った。五輪2大会連続銅メダルのトーマス・デーリー(英国)が、6日まで東京アクアティクスセンターで行われたワールドカップ(W杯)で、男子高飛び込みと男子シンクロ高飛び込みの2冠を達成した。私生活ではいじめや同性婚を経験した26歳のダイバーは、多様性と調和の実現をうたう東京五輪に期待を寄せている。

 高さ10メートルの台から、プールに飛び込むまでの時間は2秒に満たない。高飛び込みは、その一瞬に回転やひねり技を入れ、難易度や入水の美しさを競う。デーリーは世界トップレベルの技術を見せた。

 マシュー・リー(英国)と組んだシンクロ高飛び込みでは、2位に約50点の大差をつけて優勝。個人の高飛び込みも、鋭い回転と安定した入水技術でトップを独走した。最終6本目の後ろ宙返り3回半えび型(207B)は水しぶきのほぼ上がらない「ノースプラッシュ」入水で、7人の審判のうち3人が10点満点をつける最高の演技だった。

 「(シンクロに続き)もう1つ金メダルを取れてよかった。パフォーマンスも安定していたと思うし、こうやって競技会の場に戻って来ることができてうれしい」と振り返る。

 鍛え上げられた肉体美と爽やかなルックスで、世界に多くのファンを持つ。18歳以下の選手が参加する英国選手権を10歳で制し、14歳で出場した2008年の北京五輪は7位入賞。精悍な顔立ちも相まって「王子」の愛称で呼ばれた。12年の地元ロンドン五輪では重圧に耐えて高飛び込みで銅メダル、16年リオデジャネイロ五輪でも、シンクロ高飛び込みで銅メダルを獲得した。

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