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小鳥と暮らす素晴らしさ、預かる命の尊さを描いた絵本

『かわいいことりちゃん』の絵を手掛けたコナツコウイチさん(左)、ことりちゃんのモデルになったトラちゃん、文を添えたマキコさん(コナツさん夫妻提供)
『かわいいことりちゃん』の絵を手掛けたコナツコウイチさん(左)、ことりちゃんのモデルになったトラちゃん、文を添えたマキコさん(コナツさん夫妻提供)
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 こだわりの絵本を生み出し続ける出版社「ニジノ絵本屋」(東京)から昨年8月に刊行された、鳥の成長やしぐさを描く『かわいいことりちゃん』。絵を手掛けたのは同1月にイタリア・ボローニャ国際絵本原画展で入選した大阪出身のイラストレーター、コナツコウイチさん(47)だ。小鳥と暮らす日々の中で見た奇跡をつむいだ物語は、小さな命への愛にあふれ、預かる命の尊さに触れる。(渡部圭介)

愛くるしい姿

 卵から生まれたばかりのひな鳥が、成長して自分の力でリンゴを食べられるようになる。ギターの上に乗って人とともに歌い、ともに眠りに落ち、「きょうりゅう」になって人を背中に乗せる夢を見る。

 人と出会い、ともに暮らすことを楽しんでいるように見えることりちゃん。「小鳥をかわいいと思ってもらえる絵本」を目指したというコナツさんがモデルにしたのは、絵本に文を添えた妻のマキコさん(47)とともに飼うオカメインコの「トラちゃん」だ。

 コナツさんがマキコさんを口説き続け、12年前に迎え入れた。毎日3回、ケージから出す放鳥が欠かせない。旅行にも行けないほど手間はかかるが、飼育に難色を示していたマキコさんも、今は「人生のすべて、ですね」と語る愛くるしさを絵に落とし込んだ。

 色調や背景、文をシンプルにしたのも、小鳥が見せる表情の豊かさを知ってほしいから。コナツさんは「小鳥は無駄なことを考えずに生きている感じがします。そんな小鳥と人が一緒に暮らす素晴らしさを伝えたかった」とほほ笑む。

存在が奇跡

 ボローニャ国際絵本原画展で入選した絵は5枚。絵本にする上で、ことりちゃんが迷子になり、戻ってくるといった劇的な物語を入れることも頭をよぎった。コロナ禍で社会が息詰まる空気に包まれる中、人々の心を支える要素を混ぜることも考えた。

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