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わずか3分 沖縄にあった日本最西・南端の駅

「日本最南端の駅」の碑が建つゆいレールの赤嶺駅
「日本最南端の駅」の碑が建つゆいレールの赤嶺駅
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 旅行をしていると「最南端の岬」「標高の高い温泉」などとアピールする観光地がよくある。そんな看板を見れば、行ってみたい気になるのは不思議だ。当然、鉄道の世界にも「端っこ」や「てっぺん」の駅があり、ファンなら訪ねてみたくなる場所だ。

 日本最北端の駅は北海道を走るJR宗谷線の稚内。最東端も北海道、JR根室線の東根室という無人駅。最西端と最南端は両方とも沖縄県だ。ただ、レールが2本の鉄道ではなく、沖縄都市モノレール(ゆいレール)の駅で、西が那覇空港、南が赤嶺。稚内と東根室は直線距離でも400キロ以上離れているが、那覇空港と赤嶺は隣同士の駅で所要時間はわずか3分。運賃150円で、日本の西と南の端っこの駅を訪ねることができる。

那覇空港駅にある「日本最西端の駅」を示すモニュメント
那覇空港駅にある「日本最西端の駅」を示すモニュメント
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 航空機で沖縄にやってきた人々が利用する那覇空港駅はそれなりのにぎわいがあるが、赤嶺駅はごく普通の市街地にある駅。駅前広場に「日本最南端の駅」であることを示す碑が建っているが、稚内などの「最果て」感はない。

 ゆいレールが開業したのは平成15年8月。それまでは最西端は第三セクター、松浦鉄道のたびら平戸口(長崎県)、最南端にはJR指宿枕崎線の西大山(鹿児島県)が長く君臨していた。ゆいレールは沖縄にとって58年ぶりに通った「鉄道」。戦前、沖縄には鉄道が存在し、当然、その時代の「端っこ駅」は沖縄にあったが、終戦直前に米軍の攻撃で壊滅的な打撃を受け、復旧されることなく、長い時間が過ぎていた。

 沖縄本島南部の与那原(よなばる)町に戦前の沖縄鉄道史を映像や珍しい資料で紹介する「町立軽便与那原駅舎展示資料館」がある。那覇と与那原を結んだ沖縄県営鉄道の与那原線が開通したのは大正3年。その後、那覇を起点にした嘉手納(かでな)線、糸満線も開通。レールの幅が762ミリと狭い軽便鉄道だったが、県民からは「ケービン」と呼ばれて愛された。

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