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新潟拠点LCC、就航へ資金調達がカギ 海外航空機メーカーが後押しも

トキエアの事業計画を説明する長谷川政樹社長(右)=新潟市中央区(本田賢一撮影)
トキエアの事業計画を説明する長谷川政樹社長(右)=新潟市中央区(本田賢一撮影)
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関東-佐渡も視野

 将来的には、関東-佐渡路線も視野に入れている。県と佐渡市が「佐渡島(さど)の金山」について、令和5年中の世界文化遺産登録を目指しており、「世界遺産に決まれば、関東圏から佐渡を訪れる観光客の増加が期待できる」(長谷川氏)からだ。

 問題はどの空港から飛ばすかだ。航空行政に詳しい専門家は「ジェット機の離着陸が非常に多い羽田空港から速度の遅いプロペラ機を飛ばすのは難しい。成田空港も混雑しているため、離着陸の時間に制約が出てくるだろう。茨城空港(茨城県小美玉市)なら就航可能性はあるが、空港へのアクセスが課題になる」と指摘する。

課題は資金調達

 新潟市とトキエアは4月6日、航空機産業に関心のある企業を集めてセミナーを開催した。席上、ATR社日本代表の好田二朗氏は「ATRは機体を提供するだけでなく、トキエアが成長するための支援も行っていく」とアピールした。

 トキエアにとって最大の課題は資金調達だ。長谷川氏は「航空機リースの本契約を結ぶといよいよ機体がやってきて、運航に携わる人材採用などにかなりお金がかかる」と説明する。

 同社の資金調達の目標は約30億円。約21億円の出資を募り、融資で9億円を調達する計画だ。長谷川氏に調達状況を聞くと「頑張って調達しているがもっと頑張らなくてはいけない」とのこと。

 絶滅の危機を乗り越えて佐渡の空を舞う特別天然記念物トキのように、トキエアも計画通り新潟の空を舞い、地元経済を活性化してくれることを期待したい。

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