PR

ニュース プレミアム

【プロ野球通信】コロナ禍2年目 無観客や九回打ち切り…球団経営に大打撃も

 その中で、今回の緊急事態宣言に伴う無観客は大打撃。発令の対象地域内は東京都の東京ドームと神宮球場、大阪府の京セラドーム大阪、兵庫県の甲子園球場の4球場。宣言期間中は計27試合が予定されていた。ゴールデンウイーク期間中は集客を見込んで連戦が組まれており、チケットの売り上げも好調だった。無観客となれば、飲食やグッズ収入も入らない。球場内の警備員やアルバイト店員も働く場所を失う。

 延期も検討されたが、宣言期間の延長や地域拡大の可能性はゼロではない。今後、雨天中止で日程の消化が厳しくなる可能性もある。143試合の実施を条件に契約した球場の広告収入や放映権料も球団にとっては重要な収入源で、プロ野球界全体の運営を考えると、全日程の消化を優先せざるを得ない状況にある。

 4月25日の3試合は告知期間が短く、混乱が生じる可能性があるとの理由で観客を入れて実施。29日以降のヤクルト主催の3試合、巨人主催の2試合、オリックス主催の1試合の計6試合は延期された。阪神主催の4試合は、すでに雨天中止の試合が複数あったため、日程通りの試合実施を決めた。ある球団幹部は「個別球団の利害はあるが、全体の『最適』も意識しなければならない。大変だが、やるしかない」と声を落とした。

 九回打ち切りで、引き分けは今季増加傾向にある。通常の延長十二回制だった2019年度は39試合中1試合、延長十回制の昨季は18試合中1試合のペースだったが、今季は10カードが終了した4月29日時点で、両リーグ合わせて344試合が開催され、44試合が引き分け。約8試合に1試合のペースで引き分けとなっている。また、開幕当初は、外国人の新規入国が原則認められていなかったため、47人の外国人選手が来日できていなかった。現在は、40人以上が入国しており、戦力は整いつつある。

 コロナ禍の中、2年目のシーズンを迎えたプロ野球。例年とは違う運営が続いている。(運動部 神田さやか)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ