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「モデルは武田信玄」裏付け 不動明王坐像、山梨の特別展で展示

山梨県立博物館の特別展に展示されている「不動明王坐像」(恵林寺蔵)。武田信玄を模して作られたと伝えられている=山梨県笛吹市御坂町成田(渡辺浩撮影)
山梨県立博物館の特別展に展示されている「不動明王坐像」(恵林寺蔵)。武田信玄を模して作られたと伝えられている=山梨県笛吹市御坂町成田(渡辺浩撮影)
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 11月に生誕500年を迎える戦国武将、武田信玄(1521~73年)がモデルとされてきた「不動明王坐像(ざぞう)」の制作時期が信玄の存命中と分かり、関係者は「伝承が裏付けられた」としている。山梨県立博物館(笛吹市)で5月10日まで開かれている特別展「生誕500年 武田信玄の生涯」(産経新聞甲府支局後援)の目玉として展示されている。(渡辺浩)

元亀3年の銘文

 不動明王坐像は、普段は信玄の菩提寺(ぼだいじ)である甲州市の恵林寺(えりんじ)に安置されている高さ約93センチの木像で、2体の童子像を従えている。

 京都の仏師、康清(こうせい)が信玄と対面して彫ったとされてきたため「武田不動尊」と呼ばれているが、制作時期には諸説あった。

 特別展に出すにあたり、寺が帝京大文化財研究所(笛吹市)に依頼し、像の底の穴からファイバースコープを入れて調査。その結果、あごの内側に墨書きの銘文が見つかり、信玄死去の前年の元亀3(1572)年に制作されたことが分かった。作者は康清の弟とされる康住(こうじょう)と書かれていた。

「信玄公のお姿」

 恵林寺の古川周賢住職は「伝承が正しいという確信が高まり、不動明王坐像が信玄公のお姿だと一層思えてきた。生誕500年を機に銘文が発見されたことは信玄公のご加護ではないか」と語る。

 作者が康住であることも、康清の工房が引き受けて、所属する康住が担当したと考えれば、伝承は間違いではないという。

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