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ライチョウ繁殖、再び自然へ 希少種保全に貢献 那須どうぶつ王国 

那須どうぶつ王国で飼育されているニホンライチョウ(鈴木正行撮影)
那須どうぶつ王国で飼育されているニホンライチョウ(鈴木正行撮影)
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 国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウを長野県の中央アルプスで増やそうと、環境省と日本動物園水族館協会が協定を結び、プロジェクトを進めている。那須どうぶつ王国(栃木県那須町)など2園は今年8月、北アルプス・乗鞍岳で生息していたライチョウを飼育して繁殖させ、再び自然に返す野生復帰事業に取り組む。4月下旬にはライチョウを預かる施設が完成し、受け入れ態勢が整ってきた。(鈴木正行)

50年ぶりの確認

 希少種の保全をめぐっては、動物園の役割が改めて注目されているが、ライチョウの野生復帰は解明されていない部分もあり、同園にとって未知への挑戦となる。

 国内に生息するライチョウは、約35年前には3000羽いたとされるが、最近では2000羽を下回ったとみられている。

 約3年前、中央アルプスで、絶滅したとされたライチョウのメスが見つかった。DNA分析の結果、乗鞍岳から移動していたことが分かり、約50年ぶりに生息が確認された。昨年夏には、乗鞍岳でゲージ(かご)に保護されたライチョウが中央アルプスに移送されるなど、生息数を増やす取り組みが進められている。

生息域外保全

 同園で行われるのは、動物園などで飼育して希少種を増やすことにより絶滅を回避する「生息域外保全」だ。これまでコウノトリやツシマヤマネコなどの絶滅危惧種で生息域外保全を行ってきた。コウノトリでは日本固有種を残すことができなかったが、ライチョウでは日本固有種の繁殖を目指す。

 今年8月、同園と茶臼山動物園(長野市)に、ライチョウの雄雌のペアがそれぞれ移送される。両園では、家族を増やして2年後に中央アルプスに戻す計画だ。

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