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マスクも漂い始めた海洋ごみ ウミガメの胃にはレジ袋

 「あたらしい海の仲間たち」として水槽に浮かぶのは、サメやウミガメの体内から見つかったレジ袋や釣り針、ガラスの破片などだ。「海洋汚染の深刻さがよく分かる」と、来場者から反響がある。

 同館の若月元樹館長は昨年6月、室戸沖の定置網にかかった世界最大のウミガメ「オサガメ」の死骸を解剖し、体内からプラスチック製のレジ袋を発見した。

 これはほんの一例に過ぎず、水族館で一時保護したサメやカメを観察していると、排出する便のほとんどに、人工のごみが混ざっているのだという。「体内からごみというと驚かれるが、今の海では珍しくない」と深刻さを語った。

プラごみ、陸から海から

 環境省が令和元年、全国10カ所の海岸や沖合で行った海洋ごみの調査によると、漁網、ロープ、ポリ袋などの人工物が全体の6割以上に上り、中でもペットボトルが多数を占めた。松江市など日本海側では、外国語表記のボトルが6割以上。一方、兵庫県・淡路島など瀬戸内海近海では日本語表記のものが半数以上。島国の日本に、国内外で排出されたごみが漂着していることが分かる。

 同省は毎年5月30日(ごみゼロの日)から6月8日(世界海洋デー)までを「海ごみゼロウィーク」と定め、海岸などでごみ拾い活動を推進。昨年はコロナ禍のため9月12日から1週間のみの実施となったが、約20万人が清掃に参加し、容量30キロのごみ袋で、可燃ごみ8万3220袋分、不燃ごみ4万9816袋分を回収した。この中には使用済みマスクや消毒シートといったコロナごみも多く確認されたという。

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