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【深層リポート】仙台空港、東北初の24時間化へ コロナ後見据え「空の玄関」便利に

運用24時間化へ大きく前進した「仙台空港」。新型コロナウイルスの収束後、交流人口の拡大が期待されている(石崎慶一撮影)
運用24時間化へ大きく前進した「仙台空港」。新型コロナウイルスの収束後、交流人口の拡大が期待されている(石崎慶一撮影)
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 仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)が運用24時間化に向けて大きく前進した。県主導で地元2市の同意が得られ、今後、運用時間変更の要望書に対して国土交通省から確認結果の通知があれば東北初の「24時間空港」が実現する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で航空業界を取り巻く環境が厳しいが、県はアフターコロナを見据えている。

重ねた説明会

 仙台空港の現在の運用時間は午前7時半~午後9時半の14時間。県は平成30年8月に名取、岩沼の両市議会で、運用24時間化の方針を表明し、その後は地元で計67回の説明会を重ねた。

 コロナ禍で航空需要が低迷している中で「時期尚早ではないか」との声もあったが、村井嘉浩知事は「コロナが収束した後、一気に交流人口が増えるような施策を今のうちから打っておくことが重要」とその意義を強調してきた。

 今年2月、県と名取、岩沼両市の間で、24時間化に向けて、午後11時~翌午前5時の離着陸を最大2回とすることや騒音対策、地域振興策などを盛り込んだ覚書を締結。今後、空港を運営する「仙台国際空港」(名取市)が航空各社の運航計画に基づき、運用時間変更の手続きを行う。

 早速、1社から夜の便の到着時刻を変更する運航計画が提出され、7月1日から運用時間が午後10時まで30分延長されることになった。

路線誘致しやすく

 仙台国際空港の岡崎克彦取締役航空営業部長は「(これまで離着陸できなかった)午前5時~7時半と午後9時半~11時の時間帯を使って航空路線を誘致できることが大きい」と話す。例えば7時間圏の東南アジア路線の場合、現地を夜に出発し仙台に早朝に到着する便の設定で柔軟性が増し、誘致しやすくなる。

 航空会社も24時間化を歓迎する。仙台空港を拠点空港としている格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは「幅広い時間帯を念頭に運航ダイヤの検討が可能になり、お客さまの利便性が高まる」としている。

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