PR

ニュース プレミアム

景観には超厳しい京都に登場…粋な看板・暖簾の検索システム

京都の街に調和するデザインとなっている「スプリングバレーブルワリー京都」の外観
京都の街に調和するデザインとなっている「スプリングバレーブルワリー京都」の外観
その他の写真を見る(1/3枚)

 古くからの街並みが残る千年の都・京都では、古都らしさを意識したデザインの看板や暖簾(のれん)が目立つ。老舗だけでなく、新しくできた店でも、レトロモダンを感じさせる凝った図柄の看板などを出しているのが特徴だ。京都市は昨夏、優れたデザインの看板などを検索するシステムをウェブ上で公開。景観条例の厳しい規制を満たしつつも工夫が凝らされた看板の世界を楽しめると話題になっている。(秋山紀浩)

 漬物店や鮮魚店など食の老舗が軒を連ねる京都・錦市場近く。ひっそりとたたずむ築百年ほどの京町家は、実はクラフトビールの醸造所を併設したレストラン「スプリングバレーブルワリー京都」(京都市中京区)だ。

 瓦屋根に格子窓の京町屋としては典型的なつくりで、外観に派手さはないが、看板や入り口のちょうちんには店名がアルファベットで記され、さりげなく店をアピールする。それでも、店内に客の姿がなければ民家と見間違うほど。平成29年の店舗オープンに際して建物を改修したが、古くからの街並みに溶け込むよう、京都らしさをなるべく残したという。

 30年には京都市の景観賞の最高賞を受賞。「京都の街並みや歴史に敬意を込めながら、伝統と革新が融合する場所として、クラフトビールの楽しさやおいしさを発信していきたい」と同社は意気込む。

規制一辺倒でなく魅力アップ

 歴史的な神社仏閣が数多くある京都市では、昔ながらの街並みを残すため、看板や広告が厳しく規制されている。19年に大幅に改正された屋外広告物条例では、屋上広告や点滅式の看板を全面禁止としたほか、市内を21の区域に分け、地域ごとに広告物の大きさや色、高さを規制した。国内で最も厳しい内容として知られる。

 ただ、規制一辺倒では街の魅力アップにはつながらない。そこで市は、優れた看板を表彰したり、京都にふさわしい看板づくりに補助金を出したりしてきた。さらに昨夏からは優良看板の検索システムを立ち上げ、看板や暖簾、ちょうちんなどの広告物約830件を掲載している。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ