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【御朱印巡り】霊犬・早太郎の伝説、アニメ巡礼の聖地にも 長野県駒ケ根市・光前寺

霊犬・早太郎の御朱印。犬の姿の中央に不動明王を表す梵字が刻まれている(原田成樹撮影)
霊犬・早太郎の御朱印。犬の姿の中央に不動明王を表す梵字が刻まれている(原田成樹撮影)
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 早太郎には知らせるな-。南信州有数の祈願霊場としてだけでなく、テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」にも登場した霊犬・早太郎の伝説が、長野県駒ケ根市の古刹(こさつ)・光前寺(こうぜんじ)の名を高めている。

 仁王門をくぐると樹齢数百年の杉並木に出迎えられ、斜面を上った先に見事な三門と本堂が現れた。貞観(じょうがん)2(860)年、比叡山延暦寺で修行した本聖上人が同市内の太田切川の支流、黒川の滝で不動明王の像を授かり開基した。

 早太郎の話のあらすじは次の通りだ。現在の静岡県磐田市にある矢奈比売(やなひめ)神社(見付天神)の大祭では、村の娘をいけにえとして供える風習があった。旅の僧がこっそり様子をうかがうと、サルの怪物「狒々(ひひ)」の仕業だった。怪物が「知らせるな」と恐れていた信州の早太郎を探し訪ねると、何と光前寺の犬だった。次の年、身代わりとして供えられた早太郎は怪物を退治するものの戦いで傷つき、光前寺まで戻って力尽きた-。

 本堂の横には早太郎の墓があり、早太郎こそ本尊・不動明王の化身だとして信仰を集める。「早太郎の御朱印の真ん中にあるのが不動明王を表す梵字です」と吉沢道人住職。単なるアイドルやマスコットではないのだ。

 霊犬の伝説は、矢奈比売神社にも「悉平(しっぺい)太郎」の名で伝わる。本堂に置かれた早太郎の木彫りの像は、同神社が戦時中に銅像を供出した際、代わりに作ったものを昭和30年代に譲り受けた。境内の石像もその頃のものだという。ペット用のお守りもあり、愛犬家らも多く訪れる。

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