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国際派吉本芸人が漫才で教える日本語アクティブラーニング

コンビ「よっぱらい」を結成した留学生=3月5日午前、松山市
コンビ「よっぱらい」を結成した留学生=3月5日午前、松山市
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 「お笑い輸出課プロジェクト」を掲げて活動している芸人がいる。吉本興業所属の国際夫婦漫才コンビ「フランポネ」。留学生らに漫才を通じて日本語を学んでもらい、日本のお笑いを世界へ発信しようという試みだ。楽しみながら言語学習をする「アクティブ・ラーニング(能動的な学習)」といい、2人は「世界を笑いに包んで」と活動を続けている。

フランス語の漫才コンビ

 「今までに皆さんが間違ってしまい、笑われてしまった日本語を漫才にしましょう」。3月5日、松山市の河原電子ビジネス専門学校の生徒らがオンラインで行われた日本語を学ぶ授業で、フランポネの2人は参加者にこう呼びかけた。授業ではフランポネのほか、スペイン語大好き芸人の藤田ゆみさん、セネガルに5年間住んでいた芸人のKoさん-のいずれも吉本興業に所属する3組が講師を務めた。

 フランポネは日本人の元商社マン「マヌーさん」と妻でスイス人の「シラちゃん」のコンビ。マヌーさんは英語やフランス語、スペイン語、イタリア語、オランダ語が堪能。シラちゃんの母国語はフランス語で、「日本で唯一フランス語で漫才ができるコンビ」というのが売りという。

 藤田さんはシラちゃんとコンビを組んでいたことがあり、独学でスペイン語を学び、スペイン語の漫才を開発中。Koさんは青年海外協力隊としてセネガルに5年間住んだ経験がある。フランス人と漫才コンビを組んでいたが、新型コロナウイルスの影響で相方が帰国し、現在は吉本新喜劇を目指してオーディションに挑んでいる。

 お笑い輸出課プロジェクトのきっかけは、シラちゃんが平成24年に来日し、養成所の吉本総合芸能学院(NSC)で体験した「言語の壁」。「文法中心では限界がある。漫才を作りながら日本語を覚えようと始めた」(マヌーさん)という。

「彼じゃなくてカレーだよ」

 河原電子ビジネス専門学校での授業は日本語学科と国際観光ビジネス学科の留学生を対象に行われ、日本語の習得レベルに合わせて午前と午後の2回実施。ネパールやパキスタン、フィリピンなどの留学生ら計27人が出席した。

 午前の授業では、フランポネが漫才を披露。藤田さんは「スペイン語の発音が日本語では面白くなる」と、「Vaca(バカ、牛の意味)」や「Ajo(アホ、ニンニクの意味)」などの言葉を紹介し、マヌーさんは「漫才は2人の会話に笑いを生み出すしゃべる芸」とした上で、「今までに皆さんが間違ってしまい、笑われてしまった日本語を漫才にしましょう」と呼びかけた。

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