PR

ニュース プレミアム

マラソン川内の自己ベストを生んだ「厚底」と内助の功

厚底シューズを履いて臨んだびわ湖毎日マラソンで、ゴールする川内優輝。自己ベストをマークした=2月28日、大津市(2枚の写真を合成しています)
厚底シューズを履いて臨んだびわ湖毎日マラソンで、ゴールする川内優輝。自己ベストをマークした=2月28日、大津市(2枚の写真を合成しています)

 2月28日に行われたびわ湖毎日マラソンでは、鈴木健吾(25)=富士通=が2時間4分56秒の日本新記録で優勝し、滋賀県での最後の開催となった大会に花を添えた。当日はコンディションに恵まれ、鈴木だけでなく、2時間10分を切った選手が42人を数えるハイレベルなレース。10位に入った川内優輝(34)=あいおいニッセイ同和損保=も2時間7分27秒で8年ぶりに自己ベストを更新した。フルマラソン109戦目が過去の自分を超える会心のレースとなったのは、厚底シューズの効果もあった。 (丸山和郎)

「努力が報われた」

 かつて埼玉県庁に勤務していた川内は、平成23年2月の東京マラソンで2時間8分37秒をマークして3位に入り、一躍「公務員ランナー」として注目されるようになった。そのときから、次の目標として2時間7分台を見据えていた。

 だが25年3月のソウル国際マラソンで2時間8分14秒の自己ベストを出して以降、いくらレースを重ねても、その壁を越えられなかった。「何のために走っているのか」と自問自答を繰り返す日々が続いていたという。それだけに、びわ湖毎日のレース後には「本当にこの10年間の努力が報われた。信じて諦めずにやってきてよかった」と実感を込めた。

 好記録が出た理由について、川内は記者会見でさまざまな要因を挙げた。今年1月31日の大阪国際女子マラソンでペースメーカーを務めたが、それに向けて1月は女子のペース設定に合わせた練習を繰り返し、「がつがつとスピードをやらずに、余裕を持って距離を積むことができた」と分析する。そして、最後に自らこう付け加えた。

 「こういうことを言うと、ちょっとあれなんですけど、やはり厚底(シューズ)に変えたのが大きいかなと思います」

プロ転向で方針転換

 高いクッション性と反発力が得られるとして近年、陸上長距離界を席巻する厚底シューズ。川内は従来の薄底タイプを使用してきたが、実業団選手としても活躍していた妻の侑子さん(35)の助言もあって、びわ湖毎日の約2カ月前からアシックスの厚底シューズで練習するようになったという。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ