PR

ニュース プレミアム

理想の相手ぺんてるとの溝が埋まらないコクヨの次の一手

 ぺんてるは「令和3年は取り組みをさらに加速させ、両社の強みを生かした協業により互いの事業成長を目指す」とプラスとの蜜月ぶりをアピールする。

 現在、コクヨはぺんてる株の買い増しも売却もしない立場で、協業の検討は膠(こう)着(ちゃく)している。しかし、コクヨも成長戦略を止めるわけにはいかない。少子化を背景に国内の市場環境は厳しく、コロナ禍もあり手を打たなければ業績は悪化する一方だからだ。

 そこで矢継ぎ早に強化しているのがデジタル・トランスフォーメーション(DX)戦略。2月には中高生向けスマホアプリ「Clear」(クリア)の運営会社買収を発表した。クリアは勉強ノートの画像を他のユーザーと共有できる機能が人気。アジアにも進出しており、商品開発や海外展開での相乗効果を狙う。

 オフィス関連では昨年11月に開設したECサイトで在宅勤務に使えるオフィス家具の販売が好調だ。今年2月には東京都港区の自社ビルを改装し、新しい働き方の実証実験を行える「ザ・キャンパス」をオープン。社員の位置情報を可視化して密集を避けるオフィスのあり方などを提案する事業の開発・展開を目指す。

 岩井コスモ証券の清水範一シニアアナリストは「文具・事務用品市場は人口減少やペーパーレス化で需要が縮小していく。コロナ禍も追い打ちとなるなか、メーカーはアナログとデジタルを融合し、海外進出の強化や個人消費の掘り起こしを進めることが求められる」としている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ