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「パパッと要点話す」女性部長は大阪コロナ対策を迅速指揮

大阪府の藤井睦子健康医療部長=2月16日、大阪市中央区の大阪府庁(南雲都撮影)
大阪府の藤井睦子健康医療部長=2月16日、大阪市中央区の大阪府庁(南雲都撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会前会長の森喜朗氏の発言をめぐる混乱のさなか、大阪府の吉村洋文知事が引き合いにした女性幹部が注目されている。吉村知事の右腕として、新型コロナウイルス感染症対策を統括する藤井睦子健康医療部長。昨春の「第1波」の際、感染者の病状に応じて入院先を調整するために設置された「入院フォローアップセンター」の発案者だ。約330人の対策班を率いる自称「いらち」(せっかち)の横顔に迫った。(吉国在)

全国に先駆け設置

 藤井部長の存在がクローズアップされたのは、今月4日。吉村知事が記者会見で、森氏が指摘した会議での話の長さについて「男女差はない」とした上で、藤井部長を名指しし「非常に優秀で要点をとらえた話をパパッとする」と語った。

 吉村知事にこう言わしめる藤井部長は京都大教育学部を卒業後、昭和61年に大阪府に入庁。教育総務企画課長や財務部次長を歴任し、平成27年に府立病院機構の事務局長に就いた。医療分野のポストはこれが最初で、現職の健康医療部長は29年4月から務める。

 森氏の「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」との発言などどこ吹く風とばかりに、吉村知事への報告では「政策決定の判断材料を正確にスピーディーに上げることを心掛けている」という。

 迅速な政策決定の一例として、府が全国に先駆けて昨年3月に設置した「入院フォローアップセンター」がある。

 当時1日あたりの府内の感染者は数人だったが、大阪市内の複数のライブハウスでクラスター(感染者集団)が発生し、感染者が市内で相次いだ。今と違い、無症状でも全員入院する運用だったこともあり、市内の医療機関が備える感染症用の病床だけでは対応できない事態が生じていた。

 本来、入院調整を担う保健所は府内全体の病床の空き状況をリアルタイムで把握できない。「府が広域調整するしかない」。藤井部長は3月10日ごろ、地域保健課参事で医師でもある浅田留美子さん(現センター長)に広域調整の話を持ち掛けた。

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