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寺の歴史書き換える発見も 清水寺「大修理」の副産物  

 清水寺は西国三十三所の16番札所。札は、大量に巡礼先の柱や板壁にくぎで打ち付けられる一方で、「札上げ」と呼ばれる焼却行事が定期的に行われたため、清水寺の坂井輝久学芸員は「巡礼者は札が焼却されないようにこっそり隠したのではないか」と推察する。

 同様に「千度参り」「百度参り」で、その回数を数えるのに使った千度串や千度札も300点以上見つかった。 

 一方で、意外な発見も。

 江戸中期の臨済宗中興の祖である白隠慧鶴(はくいんえかく)禅師筆とされ、本堂東側に掲げられた書が、実は禅師のものではないことが明らかになったという。

 壁の塗り直しのため、額を下ろしたところ、裏面に記された銘で、宝暦10(1760)年に大阪の書家、沢井穿石(せんせき)によって書かれたものと分かった。

 これまで「白隠の書」と言い伝えられ、本堂の案内板にもそう記載されてきたが、歴史を書き換える発見となった。「清水寺にとっては恥ずかしいことだが面白い発見」と坂井学芸員。清水寺は、今後案内板を書き換えるという。

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