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無冠の関西勢、奮起の兆し…囲碁「関西棋院賞」の面々

 昨年1年間に活躍した関西棋院の棋士を表彰する「第48回関西棋院賞」の各受賞者が決まった。最優秀棋士に選ばれたのは、余正麒(よ・せいき)八段(25)で、9つの賞のうち、3つを占めた。囲碁界の七大タイトルでは、関西棋院所属棋士は現在無冠で、タイトルはすべて日本棋院所属棋士が保持。余八段ら今回受賞した若手たちには、タイトル獲得など一層の活躍が期待される。(中島高幸)

勝率トップ 

 余八段が最優秀棋士賞に選ばれたのは、3年ぶり4回目。平成22年から毎年、何らかの賞を受賞。10歳で台湾棋院のプロとなるが、13歳で来日。21年に関西棋院からデビューした。日本語を独学で習得した努力家だ。

 昨年は関西棋院歴代2位の成績となる22連勝を達成したことから「連勝賞」も受賞。海外や日本棋院の棋士との対局で10勝以上収めた最多勝者が対象の「吉田賞」も受賞した。

 昨年の成績は43勝7敗で、勝率8割6分は日本棋院を含めた棋士の成績でもトップ。碁聖戦と天元戦でそれぞれベスト8、棋聖戦でも最高のSリーグに昇格するなど存在感を示した。

 今年1月、「大和ハウス杯 第59期十段戦」(産経新聞社主催)の挑戦者決定戦に進出。同じ関西棋院の村川大介九段(30)が前期に失った十段奪還を目指したが、同じ台湾出身の許家元八段(23)に惜しくも敗れ、タイトル挑戦を逃した。

棋院のホープ

 最優秀棋士賞に次ぐ「利仙賞(敢闘賞)」を受賞したのは佐田篤史七段(25)で、2年連続2回目の受賞となった。力をつけつつある関西棋院期待の若手だ。昨年は、本因坊戦で挑戦者を決めるリーグ入りを果たした。新人王戦では決勝三番勝負に進出したが、惜しくも1勝2敗で敗れた。一昨年は天元戦で当時名人の張栩(ちょうう)九段らトップ棋士を連破し、挑戦者決定戦まで進む活躍を示し、成長著しい。

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