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「訳あり」農産物を売って生かそう 農家と消費者をつなぐ山形・東根出身の大学生2人

訳あり農産物をネット市場で販売する会社を設立する中川史明さん(左)と新美景司さん(中川さん提供)
訳あり農産物をネット市場で販売する会社を設立する中川史明さん(左)と新美景司さん(中川さん提供)

米国ノースセントラルカレッジ2年、中川史明さん(20)

自治医科大2年、新美景司さん(20)

 傷や色づきの悪さなどから廃棄される規格外の果物や野菜の「訳あり品」を消費者に直接届ける会社を、山形県東根市出身の大学生2人が今月中にも設立する。

 新型コロナウイルスの米国での感染拡大にともない昨年3月に一時帰国した中川さんの実家はサクランボ農家。6月に収穫の手伝いをしながら、色づきの悪さや実の小ささから規格外として廃棄されるサクランボが大量にあることを知った。それまで気付いていなかったが「うちだけで約1トンのサクランボが廃棄されていた」という。

 「味はよいのに廃棄するのはもったいない」と、「訳あり品」としてフリーマーケットアプリで割安で出品。すぐに買い手が付き、400グラム入りパックが毎日40個売れる盛況ぶりだった。購入者の評価もほとんどが「おいしかった」だった。

 また、最上川が氾濫し各地で大きな被害が出た昨年7月の豪雨後には、尾花沢市のスイカ農家を回り、傷ついたスイカを仕入れた。こちらも3-5割引の訳あり品で販売したところ買い手がついた。サクランボなどを含め計約450万円の売り上げになったという。

 中学時代に知り合った親友、新美さんから「廃棄される農作物の販売は食品ロスの削減になり、社会貢献につながる」との示唆を受けた中川さん。2人で全国の30軒余りの農家を調べたところ、収穫された農産物の3割が規格外で廃棄されていることを知った。

 コロナ禍で外食産業への出荷が激減するなか農産物の廃棄はより深刻になってきている。2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)の実現のためにも、2人で会社設立を思い立ったという。

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