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ワクチン接種で消防団に協力要請 山梨県、医療従事者扱い国に要望

山梨県の長崎幸太郎知事(中央)から協力要請を受け、グータッチする韮崎市消防団の井出秀実団長(左)と富士河口湖町消防団の渡辺敏朗団長=1日、県庁(渡辺浩撮影)
山梨県の長崎幸太郎知事(中央)から協力要請を受け、グータッチする韮崎市消防団の井出秀実団長(左)と富士河口湖町消防団の渡辺敏朗団長=1日、県庁(渡辺浩撮影)

 4月から始まる高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種に向け、山梨県の長崎幸太郎知事は消防団に協力を要請した。高齢者を集合場所に送迎したり接種会場で誘導したりする業務を想定している。ワクチン接種に消防団が関わる計画は全国的に珍しい。県は消防団員ら接種に関係する人を医療従事者扱いして優先接種の対象にするよう国に求めている。(渡辺浩)

「地域を知る」

 消防団への協力要請は、1日に行われた医薬品開発支援大手のシミックホールディングス(東京)との包括連携協定締結式で行われた。

 県消防協会副会長でもある韮崎市消防団の井出秀実団長と富士河口湖町消防団の渡辺敏朗団長が出席。

 長崎知事は「本来業務でないのは重々承知しているが、地域を最も知り、日頃地域の安全に尽力していただいている消防団のお力添えが必要」と強調した。

 井出団長は「知事からの要請を重く受け止め、消防団が一丸となって協力させていただく」と決意を語った。

 消防団を支援する活動を行っているシミックの中村和男会長は、北杜市出身の音楽プロデューサー、カルロス・ケーさんらが応援ソング「それ行け! 日本の消防団」を作ったことを紹介した。

送迎など担当

 「ワクチン接種は総力戦」。長崎知事は10日に開かれた市町村長とのオンライン会議で、高齢者への接種態勢を地域社会が支える「山梨モデル」を示した。

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