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【SNSの罠】「喧嘩上等」が拡散 乱闘やリンチに走る少年たち

およそ50人が関係する乱闘事件があった公園の芝生広場=神戸市中央区
およそ50人が関係する乱闘事件があった公園の芝生広場=神戸市中央区
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 SNS(会員制交流サイト)を発端に、青少年が犯罪に巻き込まれたり、自ら加害者になったりするケースが各地で多発している。兵庫県内では昨年、傷害事件で摘発・補導された少年が前年比で7割以上も増加。SNSがきっかけとなった大規模乱闘も起きた。専門家は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で家で過ごす時間が多くなり、SNSへの依存度がより高まっていることが、トラブル多発の背景にあるとみている。

乱闘加勢、SNSで拡散

 「けんかになりそうだから来てくれ」

 昨年8月22日夜、神戸市の内装工の少年A(19)は、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、地元の友人グループにこんなメッセージを送った。

 集合場所は神戸市中央区の「みなとのもり公園」。SNSを通じて仲間が仲間を呼び、わずか数時間後の翌23日未明、Aに加勢するために現場に駆けつけた少年らは実に40人に上った。中にはAと面識のない人物も含まれていたという。

 捜査関係者によると、きっかけはSNS。数日前のインスタグラムのライブ配信中にトラブルが起きた。

 配信していたのは高校3年の女子生徒B(18)。「私の彼氏です」とうれしそうに大学生の男性C(18)をライブ視聴者に紹介した。

 これを見ていたBの知人のアルバイト女性D(19)が感想を書き込んだ。「あなたの彼氏、幼いね」。このコメントに腹を立てたCは「殺すぞ」と返信。脅されたと感じたDが22日夜に知人のAに相談したところ「俺が謝らせてやる」と息巻き、Cに連絡を取って公園まで呼び出したのだ。

 C側も10人ほど人を集めていたが、40人が相手では勝負にならない。C本人は乱闘前に現場を去ったが、C側が一方的に殴る蹴るの暴行を受け、顔の骨を折るなど3人が重軽傷を負い、Aを含む少年ら9人が傷害容疑で逮捕された。

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