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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈809〉森氏たたきは「メディア・リンチ」

東京五輪・パラリンピック組織委の理事会と評議員会の合同懇談会で、辞任を表明する森喜朗会長=12日午後3時、東京都中央区(代表撮影)
東京五輪・パラリンピック組織委の理事会と評議員会の合同懇談会で、辞任を表明する森喜朗会長=12日午後3時、東京都中央区(代表撮影)

 メディア・リンチというべき、異常な森喜朗元総理(東京五輪組織委員会会長)たたき。

 朝日、毎日は1面トップで報じ、社説で辞任を迫る。日刊スポーツなど、大見出しで連日1ページ以上。ワイドショー、ネット…。ひとりの人間をよくここまでたたけるものだ。

 「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」

 この発言のどこが女性蔑視なのか。しかも発言のごく一部の切り取り。

 せめて『週刊新潮』(2月18日増大号)くらいは、この異常なメディア・リンチを批判してほしかったが、トップで「『森喜朗』の図太(ずぶと)い神経に障る『二人の女』」。

 『週刊文春』(2月18日号)もトップで「東京五輪を壊す男 森喜朗『黒歴史』」。

 要するに両誌ともこの機に乗じて、昔の話をムシ返しているだけ。

 週3回の人工透析を受けながら、五輪のために献身してきた元総理に対する敬意も、おもんぱかりも微塵(みじん)もない。

 今週の両誌には心底がっかりした。

 『新潮』はそれでも、コロナに関しては冷静な報道を続けている。

 「『市中感染をゼロにする』『無症状あぶり出しで隔離』 テレ朝『玉川徹』立民『枝野代表』がたわ言」

 食の安全・安心財団の唐木英明理事長(東大名誉教授)が手厳しく批判。

 〈「ゼロコロナに近いことをしたのが中国で、(中略)76日間、武漢を完全封鎖し、全員を家に閉じ込め、1日1回の買い物くらいしか行動を許さず、企業活動は全部止めた。(中略)市民のほぼ全員にPCR検査を行い、緊急に専門病院を作り、陽性者はすべて隔離した。日本には武漢の10倍以上人がいます。3~4カ月完全封鎖すればゼロに近づけられるでしょう」〉

 中国ならいざ知らず、日本でそんなことができますか、という話だ。

 『週刊ポスト』(2・19)が、ちゃっかり『文春』先週号のスクープを“横取り”して「小川彩佳『夫の不倫相手』120分告白 『電話で小川さんについてしまった嘘』」。

 ま、どうでもいい話だけど。

  (月刊『Hanada』編集長)

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