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海外挑戦と国内移籍が活発な女子サッカー界 世界女王返り咲きへの野心の表れ

サッカー女子のイタリア1部ACミランへ移籍し、オンラインで記者会見する長谷川唯=1日
サッカー女子のイタリア1部ACミランへ移籍し、オンラインで記者会見する長谷川唯=1日
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 日本女子サッカー界で有力選手の海外挑戦や国内移籍が相次いでいる。背景には夏に東京五輪、秋に国内初の女子プロリーグ「WEリーグ」開幕という節目を控えていることがあるようだ。日本代表「なでしこジャパン」の高倉麻子監督が「このままでは海外勢に置いていかれる」と危機感を露にするなど岐路に直面している日本女子サッカー。いつになく積極的な動きは、選手を含む関係者が再び世界を制するために奔走している証ともいえる。

 昨季終了後、なでしこの絶対的エースであるFW岩渕真奈(27)がINAC神戸からイングランドのアストンビラへ、中盤の核となるMF長谷川唯(24)が日テレからイタリアのACミランへ移籍した。昨季まで日本最高峰だった「なでしこリーグ」で2016年から4年連続得点王に輝いたFW田中美南(26)も、INAC神戸から6月末までの期限付きでドイツのレーバークーゼンへ移籍。昨年5月にはなでしこの10番も背負ったMF籾木結花(24)が、日テレから米国のレインへ移籍した。

 いずれも実績は申し分なく、東京五輪でもなでしこの主力として期待される実力者だ。移籍時に岩渕は「成長できる環境に身を置ける」、籾木は「ひと回りもふた回りも大きくなる」とコメント。長谷川が「夢だったヨーロッパでのプレーを楽しむ」と期待に胸を膨らませたように、なでしこ主将のDF熊谷紗希(30)が欧州チャンピオンズリーグ5連覇中のリヨン(フランス)で活躍しているのにも刺激を受けたに違いない。

 日本人選手の実力は世界レベルだ。ボールを正確に止め、蹴る技術は高く、運動量も豊富だ。ただ、フィジカルの強さをベースとしたスピードやパワーで外国人選手に圧倒されているのは否めない。高倉監督も「技術重視の傾向が強い日本ではスピードやパワーを武器にする外国人選手のプレーをなかなか体感できない」と頭を悩ませており、海外挑戦で得られる経験は日本女子サッカー界の貴重な財産となる。

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