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【話題の1冊】副業に占い師や鍼灸師の選択も ノウハウ本「専業禁止!!」

「専業禁止!! 副業したら本業成果が上がる仕組み」
「専業禁止!! 副業したら本業成果が上がる仕組み」

 みずほフィナンシャルグループやあおぞら銀行などが従業員の副業や兼業を認めるなど、大企業を中心に「副業解禁」を加速させている。コロナ禍の影響でテレワークが広がり、空いた時間を使って新しいビジネスを立ち上げるなど、サラリーマンの働き方が根本から変わりつつある。本業と副業のバランスを保ちながら、いかに生きがいや収入アップにつなげるか-。ノウハウ本「専業禁止!! 副業したら本業成果が上がる仕組み」(著・清水正樹、小学館、1400円+税)が注目されている。

 本書の考え方は極めてシンプルだ。コロナ禍による景気低迷もあって「…事業の寿命がどんどん短くなる状況では、やはり一つの会社やビジネスに頼っているだけではリスクが大きくなります」と説明したうえで、今やお堅いイメージのある銀行ですら解禁に動いた副業を、単なる小遣い稼ぎではなく自己実現の手段と認識すべきだと訴える。

 そのために▽自分の本当に好きなことや、興味のあることを仕事にする▽個人が成長することで、本業の業務にも貢献する▽会社と自宅以外のサードプレイスをつくり、新しいつながりを手に入れる-といった手段を挙げ、金銭面だけではない真の成功をめざすべきだと説く。そのための足がかりとして、全5章にわたり、これからのサラリーマンにとっての副業の重要性などを丁寧に解説する。

 具体的な成功例も紹介。本業が人材シンクタンク企業での営業支援やセミナー運営で、NPO法人の広報と鍼灸師(しんきゅうし)が副業という30代の女性や、本業が人材派遣サービスのコーディネーターで、副業が占い師、動画制作、ブログ執筆、ライターという30代の女性などを取り上げた。

 著者の清水氏自身、大学時代からさまざまな事業に挑戦し、現在はハリネズミと触れ合える「ちくちくCAFE」のオーナーをはじめ、複数企業の取締役などを兼務する“副業人”だ。それだけに、自身の生き方を軽妙な文体で振り返りながらの指摘には説得力がある。

 本書が訴えるように、終身雇用が崩れて正社員より契約社員の方が多いという企業の雇用形態に接していると、「副業=悪」的な昭和のサラリーマンの考え方は時代に全く即していないことがよく分かる。副業が、サラリーマンの活路を開くのは間違いない。(岡田敏一)

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