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【ザ・インタビュー】人生の師「マルオレ」との豊かな日々 藤あや子さんが写真集

美しく成長するマルとオレオ。「このかわいさにはかなわない」と話す藤あやこさん(世界文化社提供)
美しく成長するマルとオレオ。「このかわいさにはかなわない」と話す藤あやこさん(世界文化社提供)
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 まるでタキシード姿のオス猫「マル」と、麗しきメス猫「オレオ」。クリクリ眼(まなこ)がかわいい2匹をまとめて、人は「マルオレ」と呼ぶ。

 華やかなステージと艶のある歌声で人気の藤あや子さんだが、最近では猫好きの人々を中心に「マルオレちゃんのママ」としても注目されている。ほぼ愛猫のことだけを発信している自身のツイッターは、既にフォロワー17万人超。ふとした瞬間の2匹の表情、しなやかなポーズ、コミカルな動き…。「このかわいさを独り占めするわけにはいかない!」と自ら広報担当を買って出て、2匹を激写する日々だ。SNS(会員制交流サイト)で反響の大きかった自信作から未発表カットまで、マルオレの魅力を詰め込んだ写真集が、このほど刊行された。

 「ママ」の前で、2匹は警戒心のない、自然な姿を見せる。「マルオレちゃんがとにかく表情豊かなんです。私はシャッターチャンスを逃さないようにするだけ。昔は携帯電話を持ち歩くのも苦手だったのに、今ではスマートフォンを枕元に置いて寝るほど」と笑う。

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 出会いは一昨年の6月にさかのぼる。保護猫の里親をしている義母のもとにおなかの大きな野良猫がやってきて、まもなく4匹の子猫が生まれたのだ。

 保護猫とは、動物愛護センターや動物病院などで保護された猫のこと。飼いたいという里親が現れなければ殺処分の悲しい運命が待っている。幼少期から猫を飼っていた藤さんは、子猫の写真を見て黒猫のマルに一目ぼれ。「猫は2匹一緒のほうがいいわ」と義母の助言もあり、オレオとともに迎え入れた。

 2匹の性格は違うものの、相性は抜群だ。「お姉ちゃんのオレオが何でもマルに譲ってあげる。新しいおもちゃがあると自分も遊びたいのに、じっと離れてマルが飽きるまで待ってるんです。けなげで優しい」。一方、「弟のマルはとにかく面白い。以前はちょっかいを出しては、運動神経の良いオレオにコテンパンにやられてたんですけど、最近は体も大きくなって、自分は強くなったんだぞとアピールしたがる。基本はビビリなんですけど(笑)」。

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 「この子たちがそばにいてくれるだけで幸せ。毎日の生活を、人生を豊かにしてくれました」。マルオレとの1年半を振り返り、しみじみ語る。

 今ではコンサートなど仕事が終わると、着物やドレス姿のまま2匹が待つ家に帰るほど。コロナ禍のステイホーム期間も「不安や心配事も、マルオレの存在が消し去ってくれた。無防備におなかを出して昼寝をしている姿を見ると、あれこれ考えてもしようがないよね、と気づかされた」という。

 さらに、愛猫は新たなつながりをもたらした。SNS上には、マルオレを接点に「今度歌を聞いてみよう」「コンサートに行ってみようかな」といった反応も。「私の歌を知らない若い人たちが、こういう形で認知してくださるのはありがたい。不思議な感じです」。妖艶でミステリアスな歌姫のイメージとは違う、親しみやすく楽しい発信で新境地をひらいている。

 また、殺処分される動物を減らしたい、一つでも多くの命を救いたいという思いで、「マルオレチャリティー募金箱」を作ってコンサート会場に設置するなど、チャリティー活動にも熱心に取り組んでいる。今回の写真集の売り上げの一部も、動物保護団体に寄付する。

 もはやマルオレは、飼い主とペットの関係を超えた「家族」と言い切る。「一方通行じゃなくて、互いに影響を与え合える関係。嫌なことがあっても“2人”を見ていると、生きているだけでありがたいと素直に思えたり…。私はもう、マルオレを“人生の師”と仰いでいます」 

3つのQ

Qコロナ収束後に旅するとしたら?

海外がいいですね。一昨年、(歌手の)美川憲一さんのロサンゼルスの別荘にお邪魔したのが今となっては夢のよう

Q健康のため心掛けていることは?

ヨガはもちろん、腕立て伏せ60回、シャドーボクシング100回…などと自分でルーティンを決めて日々やり続ける

Q生まれ変わるとしたらどんな動物?

人間で、自分がいい(笑)。マルオレが人間になってくれたら面白いかも

(文化部 黒沢綾子)

ふじ・あやこ 秋田県仙北市角館町生まれ。昭和60年、NHK「勝ち抜き歌謡天国」で優勝し、平成元年デビュー。「こころ酒」で日本有線大賞を受賞。「むらさき雨情」「花のワルツ」などヒット曲多数。自ら作詞・作曲も行う。趣味は絵画。

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