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商店街でサバゲー施設 コロナで地方移住の若者も参戦

サバイバルゲームの屋内型施設「いよベース 遊ビバ最前線」内部でエアソフトガンを構える黒田廣さん(左)と岩井愛士さん=2月1日、愛媛県伊予市
サバイバルゲームの屋内型施設「いよベース 遊ビバ最前線」内部でエアソフトガンを構える黒田廣さん(左)と岩井愛士さん=2月1日、愛媛県伊予市

 エアソフトガンを撃ち合うサバイバルゲーム(サバゲー)の屋内型施設「いよベース 遊ビバ最前線」が2月、愛媛県伊予市でオープンした。Uターンで旅館を経営する男性が「ふるさとににぎわいを取り戻したい」と発案し、新型コロナウイルス禍で首都圏からIターンで移り住んだ男性が力を貸して実現。「本格的な“サバゲーフィールド”は入りづらい」と考え、子供でも気軽に遊べるような簡単なつくりにしたのが特徴だ。

故郷ににぎわいを

 施設を運営するのは、同市灘町で「つたや旅館」を経営する黒田廣(ひろし)さん(63)。黒田さんは繊維大手・帝人の技術系社員として東京や大阪などで勤務。定年を迎えた平成29年、当時住んでいた宇都宮市から生まれ故郷の灘町にUターンし、駐車場の経営を始めた。さらに、後継者がなく空き家になるしかない運命だった近所の同旅館を譲り受け、経営するようになった。「旅館業はやったことないが、築71年の和洋折衷の造りで、値打ちがあると思った」と黒田さん。

 故郷に戻った黒田さんが痛切に感じたのが、商店街の衰退ぶりだった。灘町付近は江戸時代から港町、商業地として栄えた歴史を持つ。当時の面影が残るものの、全国の地方商店街と同様にぎわいが消えていた。「商店街を人が歩いていない。子供が遊んでいない。子育て世代は新興住宅地に出ていってしまうから仕方ない面もあるが、だからといって、生まれ育った町が廃れていくのを見過ごせない」と、にぎわいの創出を決意した。

 一方で昨年11月、黒田さんの旅館に1人の若者が宿泊した。神奈川県出身で、同県小田原市の物流倉庫で働いていた岩井愛士(いとし)さん(33)。コロナ禍で退職を余儀なくされ、途方に暮れていたところだった。

 「最初は休職してくれといわれ、3、4カ月後に退職という形になった。これは参った」(岩井さん)。知り合いがいた伊予市にやってきて、同旅館に6泊するうち「関東はコロナでなかなか就職できない。帰ってもしようがないな」と思い、住民票を同市に移した。

大人も子供も

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