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【原坂一郎の子育て相談】お年玉を無駄遣いする息子

 小学校5年生の息子がいます。すぐ近くに親戚が大勢住んでいる関係で、息子は今年もお年玉がたくさん集まり、全部で3万円あったようです。昨年まではすぐに貯金させていましたが、今年は「持っておきたい」と言うのでそうさせてやりました。お金の大切さを知る機会になるかもしれないと思ったからです。が、やはり恐れていた通り、無駄遣いが多く、もはや半分くらいになったようです。残りを貯金させるべきか、このまま本人に任せるかで悩んでいます。

 子供は5000円を超えるお金を手にする機会は滅多(めった)にないので、お年玉がもらえるお正月は本当にうれしいものです。昨年まではそれを貯金することに賛同していた息子さんも、今年はお金持ちになった実感をしばらく味わいたくなったのでしょう。

 お金をたくさん手にした人は、無駄遣いをしやすくなります。でも他人には無駄遣いに見えても、本人はそれまで我慢していたものやほしいものを買っただけで、無駄な買い物とは思っていないものです。でもお金の大切さには気づいてほしいですよね。

 息子さんのことを見守っていたあなたも、そろそろ何か言いたくなったようですね。ならば、今日からでも小遣い帳のようなものを作り、10円単位で支出と残金を書かせていってはいかがでしょう。

 残金の数字がどんどん減っていくと、必ず買うものをセーブし始めます。「買いたくても我慢する」と、「それでも買う」とに分け、自分で「無駄遣いをなくそう」と思うようになるのです。減るのが嫌で、何も買わなくなることも考えられます。まさに「お金の大切さ」がわかってくるのです。

 初めてのよい経験をさせていると思って、今年に限ってはこのまま本人の好きなようにさせてもいいと思います。例年にはない満足感を十分味わったなら、今度は自分から「貯金する」と言い出すかもしれませんよ。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士。

 子育てに関する悩みをお寄せください。原坂一郎先生が回答します。〈メール〉life@sankei.co.jp

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