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【エンタメよもやま話】米英でもマイホームは遠い夢 コロナ禍で上昇する住宅市場

米マサチューセッツ州ノーウッドの住宅の前に立てられた不動産仲介業社の看板=2020年10月(AP)
米マサチューセッツ州ノーウッドの住宅の前に立てられた不動産仲介業社の看板=2020年10月(AP)

 さて、今週ご紹介するのは米国の住まいに関するお話です。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動への悪影響が懸念される中、日米の株式市場は歴史的な高値に沸いています。中央銀行による金融緩和であふれたお金が株式市場に流れ込み、高値を演出しているためです。コロナ禍で職を奪われる人が増える一方、富裕層の投資家は取引を活発化させ、ますます富を増やしているわけですが、米国では同じことが住宅市場でも起きており、物議を醸しているのです。

 1月15日付の米CNN(電子版)などによると、コロナ禍以前に高級物件を所有していた人々は、市場の活況を受け、持ち家の資産価値(価格)が急騰。高級物件の購入に走る人々も増えており、これから初めてマイホームを手に入れようとする人々との格差が拡大しています。

 実際、そうした状況は数字の上からも裏付けられています。昨年12月10日付の米住宅ローン専門ニュースサイト、ナショナル・モーゲージ・ニュースやFOXニュース(電子版)などは、米の不動産や住宅ローン関連の調査会社、コアロジックの調査結果を引用し、昨年の第3四半期(10~12月)時点で、全米の住宅所有者(全物件の63%)は、自宅の資産価値が前年の同じ時期に比べて10・8%、金額にして1万7000ドル(約176万円)、増えていたと報じました。増加率は2014年以降で最大といいます。

 なぜこんなことになるのか。理由は簡単です。コロナによる不況で住宅ローンが記録的な低金利(昨年12月末時点で30年固定だと平均2・66%)に。加えて、テレワーク(在宅勤務)の急増で、より広いスペースの住宅に引っ越そうという動きが加速。需要が供給を大きく上回り、昨夏から秋にかけて全米規模で住宅の価格が上昇したのです。全米不動産協会(NAR)によると、需要が供給を大きく上回っている状況といい、昨年12月時点の全米の住宅価格の中央値は、前年の同じ時期に比べて14・6%増の31万800ドルでした。

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