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コロナ禍で高校女子サッカー「無失点連覇」導いた3冊のノート 藤枝順心、弱み強み共有しチーム一丸

全国制覇ノートを手にする藤枝順心高校サッカー部の柳瀬楓菜主将=静岡県藤枝市(岡田浩明撮影)
全国制覇ノートを手にする藤枝順心高校サッカー部の柳瀬楓菜主将=静岡県藤枝市(岡田浩明撮影)
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 「サッカー王国・静岡」の面目躍如となった2年連続日本一の快挙は、3冊のノートが原動力だった。1月の第29回全日本高校女子サッカー選手権で、創部初の連覇で5度目の優勝を果たした藤枝順心(静岡県藤枝市)。全5試合完封の「無失点優勝」まで成し遂げたのは、「全国制覇」と記したノートから生まれた絆とチーム力だ。(岡田浩明)

 1月10日、ノエビアスタジアム神戸で行われた決勝で作陽(岡山)を3-0で撃破した。「つらい部分もあったが、頑張ってきてよかった」と主将・柳瀬楓菜(ふうな)=3年。153センチと小柄ながら豊富な運動量でピッチを縦横に走り回り攻守の要として勝利に貢献した主将は、試合終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間、歓喜の表情を浮かべた。「このチームの主将でよかったという思いが込み上げてきた」

コロナ禍で揺れた心

 主将に指名されたのは昨年2月ごろ。多々良和之監督は「先頭に立つ選手ではなかったが、成長するためにもチームを引っ張っていく自覚が必要と思い、指名した」と明かす。

 主将抜擢(ばってき)について「最初は不安だった」と明かす柳瀬。全国的な新型コロナウイルス感染拡大で一時は臨時休校、部活動も中止になり、県外出身の選手は実家に戻るか、学校に残るか悩み、選手たちの心は揺れに揺れた。どうしようもない不安に「チームが崩れ始めた」と感じ取った柳瀬は、学年に関係なく選手一人一人の思いに耳を傾け、自分の思いも伝えるなど、積極的に意思疎通を図っていった。

 だが、コロナ禍で練習時間自体が減少。仕上がりに不安が残るなか臨んだ昨秋の東海大会決勝では、ライバルの常葉大橘(静岡市)に0-3で完封負けした。

「全国制覇」ノート

 屈辱をバネにしようと部内で話し合って作ったのがチーム全員で共有する「全国制覇」ノートだった。

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