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「動かない」はずがかなり動くハシビロコウ 名はフドウ

ハシビロコウのフドウの頭部。寝癖のように見えて人気だという(松江フォーゲルパーク提供)
ハシビロコウのフドウの頭部。寝癖のように見えて人気だという(松江フォーゲルパーク提供)
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 松江市にある花と鳥のテーマパーク「松江フォーゲルパーク」にいるペリカンなどの仲間のハシビロコウが、「ハシビロコウらしくない」と話題になっている。ハシビロコウは鋭い眼光に大きなクチバシながらのんびりした性格で「動かない鳥」として知られるが、同園のハシビロコウは意外によく動くのだという。

“寝ぐせ”も魅力

 「こっち見てー」。来園者に声をかけられても気にするそぶりはなく、頭を上下に動かしたり羽繕いしたりと自由気まま。熱帯のジャングルを再現した同園の「トロピカルエイビアリー」(熱帯鳥温室)の一角でガラス越しに見ることができるのが、ハシビロコウの雄の「フドウ」だ。

 ハシビロコウはアフリカの湿地帯などに生息。魚などを捕まえて食べるのだが、数時間動かず捕獲のチャンスを待つ生態から「動かない鳥」として知られる。大きなクチバシのほか「冠羽(かんう)」と呼ばれる寝ぐせのような頭部の飾り羽がトレードマーク。冠羽は個体ごとに異なるため、それを見に来る人もいるという。

 顔のインパクトに加え、そのおっとりとした性格も人気。自らの長い足指が反対の足にかかっているのに前に進もうとして倒れそうになることもあったという。飼育員の森本未来(みく)さんは「そんなにどんくさいことがあるのかと思った」とほほ笑む。

「躍動していた」

 同園ではリニューアルの目玉として、令和元年7月からハシビロコウの展示を始めた。展示されているフドウは体長約120センチ、体重約6・4キロ。年齢は不明。名前は、動かない「不動」の意味があり、一般公募で選ばれた。

 フドウは展示を前に報道向けに公開されたときから羽を広げたり、歩いたりしていたという。当時は環境の変化に慣れていないためとみられていたが、展示が始まってからも変わらず、SNS上では「躍動していた」「けっこう動いた」などの書き込みが絶えない。

 地元テレビなどで取り上げられたこともあってじわじわと人気を拡大し、同園のパンフレットの表紙やポスターにも起用。「フドウに会いに来た」という来園者は多く、展示開始から半年間の来館者数は前年の同じ時期と比べて6・9%増えたという。

お辞儀したり、葉っぱを運んだり

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