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【サッカー通信】ロングスロー論争に反町氏も参戦「持っているものをすべて使うのがサッカー」

山梨学院との決勝、ロングスローを投げる青森山田の内田陽介=埼玉スタジアム(蔵賢斗撮影)
山梨学院との決勝、ロングスローを投げる青森山田の内田陽介=埼玉スタジアム(蔵賢斗撮影)
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 11日に閉幕した全国高校サッカー選手権で、ロングスローをめぐる議論が熱を帯びた。目新しいプレーではないのだが、上位進出校が主要な得点パターンとしたことからインターネットを中心に賛否が噴出。日本代表の強化を担う日本サッカー協会の反町康治技術委員長は「勝つために持っているものをすべて使うのがサッカー」と述べ、「ロングスロー対策が進めばサッカーのレベルが上がる」と競技力向上の一助となることに期待感を示した。

 敵陣でスローインを得ると、強肩のスローワーが長身選手を集めた相手ゴール前へシンプルにボールをほうり込む。一発で合わせてゴールを仕留められれば申し分なく、競り合った末にこぼれ球を押し込んでもいい。今年度の選手権ではこうしたシーンが確かに目立った。

 優勝した山梨学院はMF新井爽太、準優勝だった青森山田はDF内田陽介という強力なスローワーを擁してロングスローから好機を量産。準決勝で青森山田に敗れた矢板中央も敵陣でのスローインは基本的にゴール目掛けてロングスローを投げ込んでおり、ネット上には「サッカーじゃない」「つまらない」といった声があふれた。

 サッカーを観戦していてどこに興奮や喜びを見いだすのかは千差万別で、ロングスローに抱く印象の好悪が分かれるのは当然だ。ただ、反町委員長が指摘するようにサッカーをプレーする目的が勝利にある以上、善悪や優劣は効果次第。上位進出校の多くがロングスローを効率的にゴールへ結びつけていたのだから「善」であり「優」だったのだろう。

 批判の矢面に立った青森山田は不憫(ふびん)だった。ライバル校もロングスローを多用していたにもかかわらず、批判を一身に集めた理由が最も効果的に活用した点にあったからだ。そもそも青森山田はフィジカル、そしてボールを正確に蹴って止めるという技術もハイレベル。高精度のロングボールにダイレクトパスを織り交ぜてゴールを奪うクオリティーもあり、難癖をつけられるのは心外だろう。

 14日に開かれた日本協会の技術委員会後に取材に応じた反町委員長もロングスローに着目した。「身体能力が上がったのか、まず驚いたのは投げられるということ。主力スローワーが交代した後も別の選手が投げていた」とびっくり。「青森山田は結構、点を取っていた。ありか、なしかというのではなく、ロングスローはCKと同じセットプレー」と述べた。

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