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今ある社会問題も内包する雪の被害 記者も体験したドカ雪

雪を取り除いたはず記者の車は数時間後、再び雪に埋もれていた=令和3年1月9日、福井市
雪を取り除いたはず記者の車は数時間後、再び雪に埋もれていた=令和3年1月9日、福井市
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 駐車場の車は数時間で雪の塊に変わり、自宅から外に出るのもひと苦労-。1月上旬、記録的な大雪に見舞われた福井県。北陸自動車道での立ち往生などが全国的なニュースになったが、学校が休校するなど住民らの生活にもかなりの支障が出た。福井市を拠点に取材をしている私(記者)は雪が降ること自体珍しかった千葉県出身。慣れない雪かきは重労働で、車のタイヤが雪にはまる「スタック」も経験した。今回の大雪はまさに「災害」だと実感した。

掘っても掘っても

 7日から雪が降り始めた福井市内。この日はまだ降り方が弱く、仕事や生活への影響もなかった。だが、8日になって雪は本格化。弱まる気配はなく、車を動かすのも難しくなり、後々の危険性を考えて、夕方早めに在宅ワークへと切り替えた。

 そして9日。昼過ぎに自宅マンションの駐車場を確認すると、車は雪に埋もれ、塊となっていた。一歩踏み出すと、足はひざ下まで埋まる。マンションの出入り口から駐車場までのわずか十数メートルを歩くことさえ、難しい。

 駐車場では、ほかの入居者が車を他に移したのか、空いている駐車スペースもあった。「自分もそうすべきだったのか」と思ったが、後の祭りだ。

1月11日になり車の通りが多い道路は除雪が進んだが、生活道路に入るところには雪が残っていた=福井市
1月11日になり車の通りが多い道路は除雪が進んだが、生活道路に入るところには雪が残っていた=福井市
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 スコップで車の周りを掘る。だが雪は深く、何度掘っても地面は見えそうにない。車体に降り積もった雪も取り除いていたが、再び降り始めた雪ですぐに白くなった。ウンザリしながらも作業を続け、車体の雪をある程度落とした。

 夕方、再び車の様子を確認するとがくぜんとした。せっかく苦労して雪かきし、車体があらわになっていたのに、大量の積雪で再び「雪山」と化していたのだ。下半身が埋まってしまいそうな積雪の中、再び雪かきをした。

 10日も同様に車周りの雪かきに追われた。11日、比較的移動しやすい場所へ車を移そうと駐車場の雪をならして通路をつくり、なんとか車を出すことができたが、駐車場内では雪にタイヤをとられて何度もスタックを起こし、冷や冷やした。

一酸化炭素中毒に注意

 かなり苦労した雪かきだが、防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)の主任研究員、平島寛行さんは「降りやんだばかりの新雪の方が軽く、雪かきは楽になる」とアドバイスする。

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