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【マッキーの動物園日記】丑年で注目…カバもウシの仲間なのは4つの蹄があるから

エランドファミリー(左がナル君)
エランドファミリー(左がナル君)

 令和3年は丑(ウシ)年です。天王寺動物園にも、ウシの仲間の動物がたくさんいますので、ここで少しご紹介したいと思います。

 動物の分類上、ウシ目(もく)とか偶蹄目(ぐうていもく)と呼ばれるグループがあり、2本または4本の蹄(ひづめ)を持つ草食動物が含まれます。当園で飼育している動物で言えば、例えば、アフリカサバンナゾーンにいる「エランド」が偶蹄目ウシ科の動物です。

 当園では2頭のエランド(オスのルティー、メスのミナミ)を飼育してきましたが、昨年8月、このペアの間に男の子が生まれました。名前については、インターネット投票を行って「ナル」というかわいい名前が選ばれたばかりです。

 キリンの足の蹄は2つ。キリンも偶蹄目の動物なんですよ。当園では、オスの幸弥(こうや)とメスのハルカスという若いペアで繁殖に取り組んでいます。昨年4月に赤ちゃんが生まれましたが、残念ながら生まれて1週間で亡くなってしまいました。難しいものですね。キリンのペアはまだ若いので、次回の繁殖に期待したいと思います。

 カバも偶蹄目の動物だってご存じでした? 短い足にはちゃんと4つの蹄があります。姿・形も生態も全然違う動物が、分類学的に近いというのはなんだか面白いですね。

 当園ではテツオ(オス)、ティーナ(メス)、ゲンちゃん(オス)が交代でプールに出ています。

 近年は、DNA解析による分類の研究が進展して、カバがクジラ類と近い種類だとわかってきたそうです。分類上もクジラを加えて「鯨偶蹄目」としてまとめられることが増えてきましたね。

 進化の不思議を体感できるのが動物園の良いところだと思います。皆さんもウシの仲間に注目して観察してみてくださいね。

 (天王寺動物園長兼改革担当部長 牧慎一郎)

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