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起死回生の「昼食にきびだんご」はコロナ禍だから実現した

 きびだんごは、地元の岡山県民にはそれほど人気のある食べ物ではない。

 山脇山月堂の安部真良専務(37)は「地元の人が月に1度食べるかといったら、食べない。他の全国の銘菓に比べて、そこまでおいしさが認められていないんじゃないか」とし、武田専務も「人にあげるものという意識があり、地元の人はあまり食べない」と口をそろえる。

 こうしたなか、山脇山月堂では「地元の人も食べたくなる」きびだんご作りに挑戦している。

 一般的なきびだんごは一口大の小ぶりなもの。だが、昔話の挿絵では手のひらサイズのものもある。そこで、昔話のボリュームを再現した「リアルきびだんご」に着手。求肥(ぎゅうひ)は「はんわり、もっちり」とした食感で、あんこ入りのほか、岡山県産のお茶の粉をまぶしたり、鳴門金時(サツマイモ)を使った栗きんとんを入れたりとバリエーションを広げた。

 昨年12月に大手クラウドファンディング(CF)サイト「Makuake(マクアケ)」にも掲載。今年1月24日を期限に目標20万円としたが、同月15日時点で103万円を突破した。

 リアルきびだんごは「結果として大福と呼ばざるを得ない形状になった」(安部専務)ため、今後は「大福」として売り出すという。2月5日には「大福屋山月」のブランド名で、岡山市中心部の繁華街近くに新店舗をオープン。ネット販売も行い、全国にアピールする。

 安部専務は「コロナ禍で、どこの社もピンチとなっている。きびだんごを『お土産から日常のもの』へと広げていきたい」と意気込んでいる。

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