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【原坂一郎の子育て相談】まだ言葉が出ない3歳の孫

 3歳になったばかりの孫は1歳半にてんかんになり、入退院を繰り返し、昨年1月に手術しました。その後発作は減りましたが、まだ言葉が出ません。てんかんになる前の1歳の頃は「マンマ」と言葉が出始めていました。今、支援学級に行き始め、言語療法も申し込んでいますが半年待ちとのこと。それまでに何か家庭でできることはないでしょうか? パズルはよくしますが、発育は少し遅れている気もします。

 お孫さんが病気になれば心配ですよね。私も2歳の孫がいるのでその気持ちはよく分かります。が、あいにくてんかんに関する専門知識はありませんので、今後の半年間に、「家庭でできそうなこと」についてだけ、書かせていただきます。

 言葉の出ない子供も、何らかの形で自分の感情や意思を表現しています。泣く、笑う、も立派な表現です。そのとき、例えば泣いたときは「いやだね」「怖いね」、笑ったときは「面白いね」「よかったね」と、その気持ちを言葉にして言ってほしいのです。癇癪(かんしゃく)を起こしたり、暴れたりしたときは悔しいときなので、その際も決して叱らず、「いやだったね」「したかったね」と心の内を代弁してください。

 子供はそうやって自分の気持ちを分かってくれる人に絶大な信頼感を抱きます。そんな人の言うことは、そうでない人の何倍もよく言うことを聞きます。半年間でしてほしいのはその「信頼感の獲得」です。

 言語療法が始まると、お孫さんが苦痛に思うこともしないといけないことが出てきます。そんなとき、「親が言ってもダメだったのにおばあちゃんならうまくいった」「おばあちゃんとなら大丈夫」となればお孫さんのご両親も助かると思います。

 お孫さんが好きなもの、集中できるものは、パズルでもミニカーでも、飽きるまでさせてやってください。好きなものに集中するその時間は、子供の脳と心の発達にはとてもよい影響を及ぼします。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士。

 子育てに関する悩みをお寄せください。原坂一郎先生が回答します。〈メール〉life@sankei.co.jp

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