PR

ニュース プレミアム

濃厚接触者としてPCR検査 妻の家庭内隔離 当事者になって分かった「当たり前の感染対策の大切さ」

指がひび割れ

 陰性ではあったが、そこから2人の2週間にわたる自宅待機が始まった。男性はテレワークで仕事、息子は自宅学習という缶詰め状態。ふだんは妻に任せきりになっていた家事は、全て男性がやることになった。育ち盛りの息子のため、3食栄養バランスを考えながら料理を作った。日々の食材は、午前中などの人出の少ない時間に近所のスーパーでまとめ買いし、なるべく自宅から出ないように心がけた。

 慣れない家事に加え、こまめな消毒や手洗いで「手の指が荒れて生まれて初めてひび割れができた」。

 男性は妻が2週間をずっと病院で過ごすと思っていた。だが、新たなコロナ患者が増えていることを理由に、1週間後には病院を退院させられ、軽症者が過ごすホテルに移された。同時期に入院した人の中には、はるか50キロ以上離れた県央地区のホテルに移送された人もいたという。

家庭内隔離のストレス

 新型コロナ患者はますます増加する一方で、妻はせきや発熱の症状が残っていたにもかかわらず、ホテルをわずか1日で「追い出され」、自宅に戻ってきた。そこから約1週間の家庭内隔離が始まった。

 隔離する上での感染症対策のマニュアルなどはなく、期間も正確ではなかった。保健所に相談したかったが、保健所も混乱状態にあることをニュースで知っていたため、自分でインターネットで調べて対応せざるを得なかった。

 妻はトイレやシャワーを使用する度、ドアノブなどを入念に消毒。家の中でもお互いマスクを着け、寒さを感じながらも換気を頻繁に行った。

 「妻は迷惑をかけまいと何度も家事を手伝おうとしていたが、感染を防ぐため私は強く拒んだ。こういったことで互いにイライラして精神的なストレスがあった」と振り返る。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ